皆さんは、トレーニングと睡眠って関係あると思いますか?
結論から言うと、「密接な関係」があります。
本日は睡眠の重要性についてお伝えしていきます。
そもそも睡眠とは?
睡眠には、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」があります。
【レム睡眠とは】
レム睡眠とは、眠りの浅い睡眠期間のことです。
この期間は、脳や眼球が活動している状態にあります。レム睡眠は、記憶など脳が整理をしている眠りと言われています。
【ノンレム睡眠とは】
ノンレム睡眠とは、深い眠りに入った状態の睡眠です。
この期間は、レム睡眠に比べて脳が休んでいる状態にあります。またノンレム睡眠時は、成長ホルモンが活発になると言われています。
レム睡眠とノンレム睡眠は、平均90分ごとに移り変わっていきます。
目標としては、5回の移り変わりが起こると良いかもしれません。
なぜ睡眠が大切なのか?
睡眠は心身ともに身体を休める重要な生理現象です。
全く寝なくても大丈夫という人は、一人もいないと思います。
睡眠時は何が起こっているのか?
睡眠時に起こることとして挙がられるのは、4つあります。
- 疲労回復
- 細胞の修復と身体の成長
- 食事のコントロール
- 自律神経系のバランス調整
① 疲労回復
睡眠時は、日中の活動状態とは異なり、副交感神経の働きが強くなります。
副交感神経は、身体を休ませたり緩めたりする神経です。
副交感神経が働くと、血管が拡張し疲労物質も取り除きやすい状態になります。
② 細胞の修復と身体の成長
睡眠時は、「成長ホルモン」が多く分泌されます。
成長ホルモンの効果としては、
- 細胞の修復
- 骨や筋肉の成長
- 代謝促進
などが考えられます。
トレーニングの場合で言うと、「細胞の修復」や「筋肉の成長」に大きく関与しています。
トレーニングを行った後には、必ず休める期間が必要になってきます。
その回復を促すのが睡眠になります。
毎日がんばって追い込んでいても、効果がなかなか現れないという方は、休養(睡眠)が足りていない可能性があります。
③ 食事のコントロール
実は睡眠が少なくなると、食欲を増やすホルモンが増加し、食欲を抑えるホルモンが低下すると言われています。
ですので、ダイエット目的でトレーニングを行っている方にとっては、睡眠はとても大切な要素になります。睡眠もトレーニングの一つと考えて行うことが大切になってきます。
④ 自律神経系のバランス調整
自律神経には、交感神経と副交感神経があります。
これら2つの神経は、人が生きている中でバランスを取りながら作用しています。
一方の神経があまり働いていないと、もう一方の神経も働きにくくなってしまいます。
ですので、より良いトレーニングのパフォーマンスを出す為には、睡眠という副交感神経を働かせることで、トレーニング(交感神経優位)の効率を上げる必要があります。
まとめ
睡眠とトレーニングの効果には、密接な関係があります。疲労の回復や細胞の修復、身体の成長、食事のコントロール、自律神経のバランス調整など、身体にとって重要な働きがあります。トレーニングにおいても、筋量を増やしていく為には、睡眠は不可欠です。
トレーニング、食事、睡眠の3つをしっかり心掛けることで、良い成果が出てくるのではないでしょうか。
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